事業目的

事業目的を考える

印鑑のイメージ

会社が営む仕事の内容のことを事業目的、会社の目的といいます。
会社とは定款で決めた事業目的の範囲内でしか営業活動を行なうことができないので、今後行なう可能性がある事業内容は会社設立の時点で定款に盛り込んでおきましょう。 会社の目的を途中で変更するには、定款の変更、登記の内容の変更などの手続きが必要になりますので慎重に決めましょう。

目的のルール

登録できる事業目的にもいくつかルールはあります。 その目的や内容に違法性がないことは当然で、法律に違反するような内容は事業目的とすることができません。
麻薬の製造・販売は当然ダメで、医療機関でもないのに治療業務などを目的とした会社でも設立はできません。 また、目的の内容が明確であることも重要です。 目的の意味や使用されている語句を、一般の人でも理解できるようしなければなりません。

印鑑の準備

会社設立の手続きをするうえで、印鑑は非常に重要なものとなります。
会社を設立すると書類に押印する機会が増えます。 運営していくためには、会社の印鑑が必要になります。 法務局に定款を提出する際にも印鑑が必要となりますから、印鑑を作るために発注する前に納期の確認もしましょう。

印鑑は3種類

会社に必要な印鑑は、会社代表印、会社銀行印、会社角印の3種類です。 会社銀行印は会社代表印でも代用できるのですが、防犯の面から考えると別に作っておいた方がよいでしょう。
会社代表印は、法務局に登録して会社の実印として使用します。
会社銀行印は、会社用の銀行の口座を開設したり、銀行と取引をする際に使用します。
会社角印は、請求書、領収書、契約書など会社の実務に使用します。